AE86のドリフト専用ナックルです。
切れ角は52度~55度(3.5回転ラック+知恵の輪)アッカーマンアングルは左右差8度程度に設定。
さらにフルカウンター時のアライメント変化(キャンバー等)もフロントグリップを重視する方向で設計。
7ミリ程度のロールセンター補正も掛かっています。
これにより純正を加工したショートナックルと比べても飛距離・操作性は大幅に向上しています。
D1GPでは唯一のAE86田所義文選手と2015年度シャルマン岩井照宣選手が使用しています。
これらドリフト競技においてAE86が活躍している事に貢献できている事実が性能を物語っています。
ナックル本体の素材は「日立製HPM」
という高強度の焼き入れ素材。
無垢からの総削り出しとなりますので
強度は抜群に高く、鈴鹿などでの
高速からのクラッシュにも耐えています。
現行型ゼグラスナックル(タイプ3)の競技用バージョンです。
タイプ3の切れ角、アッカーマンアングル差を増やし、D1GPなどの大パワー競技車両用に特化させたモデルとなります。
最大切れ角は外側60~55度、内側56~51度のアッカーマンアングル差4度に設定しています。
ストレートから高速コーナーへの飛び込み・飛距離を重視していますので、AE86で横に飛ぶ事が出来ます。
高速コーナー・Rの大きなコーナーに対応させるように設計していますので低速コーナー・Rの小さなコーナー では、ライントレースの為にステア・荷重移動操作が必要となるナックルです。
ドリフト競技での審査コーナー・審査方法の違いによって、現行型ゼグラスナックル(タイプ3)との併用が望ましいです。
AE86ナックル・タイプ4を更に進化させた特殊なナックルです。
パイプロアアーム等でタイロッドエンドとの接触を避けるように加工し、タイヤ・ホイールを 外側に出してボディとの接触を避ける事により使用が可能となります。
最大切れ角(外側) | 62~60度 |
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最大切れ角(内側) | 60~58度 |
アッカーマンアングル差 | 2度程度 |
トー | ±0 |
キャスター | 純正値 |
ロアアーム | パイプロアアーム |
ボディ | ワイドフェンダー |
タイプ4よりも若干切れ角とレスポンスが増えた事によりフロントタイヤはハイグリップタイヤの 装着を前提とし過度の「引っ張りタイヤ」は使用出来ません。 タイヤの幅に応じたホイールサイズを選択する必要があります。
D1GPで要求される「振り出しの早さ」と、「フロントの転がり」を重視して設計していますので ミニコース等、合わないコーナーも存在します。 タイプ3・タイプ4と比べて乗り難い訳ではなく、現在使用中の方であれば違和感無く使えるオールマイティーさも持ち合わせています。 しかし、レスポンスが上がった分だけステア操作が過敏になりますので、切り・戻し過ぎによる車の 動きをシビアにコントロールする必要が出て来ます。 いわゆる「角度旋回」を重視する乗り方が必要なナックルです。
D1GPで使用されるコース以外では、YZ東(逆走)サーキット、日光サーキット1コーナー等で 最強のナックルとなる事を目指しました。 特に日光サーキット1コーナー、大会の審査コーナーですが強烈なレスポンスと飛距離を確保。 シルビア系の大パワー車にも引けを取らない走りが可能になります。
AE86 Drift Champions Cup 2022 全国大会・単走予選1位、追走3位
EXクラス追走16台中、ZEGRACEナックル装着車両8台(Type-5/Type-7試作)
4AGクラス追走32台中、ZEGRACEナックル装着車両19台(Type-4/Type-5)
審査員が絶賛した予選1位・100点の走りをご覧下さい。
AE86 Drift Champions Cup公式ホームページ
Type-5のステアリングレスポンスを更に向上させて、振り出し・降り返しのスピードを追求したモデルになります。
アッカーマンアングルはType-5よりも多めに設定(左右差約4度)し、振出後のライントレースのし易さが特徴となります。
Type-5は振出後、アッカーマン差も少ないので比較的直線的なラインを通りますが、Type-6はアッカーマン差をあえて求めているので、振出後のラインは、イン側に寄っていきます。
その為オーバースピードでの振出と最大角度を一気につける事が重要になり、操作が中途半端だと良い部分を全く引き出せない事になります。
Type-5よりも更に上のステアリングレスポンスを重視した為、短いレバー比は使う人を選びます。
進入での操作・コーナリング中の操作すべてが、ZEGRACEナックルシリーズ中で一番難しいですが、ケツ進入を目指すのであれば、一番ふさわしいモデルになります。
このナックルはレース・タイムアタック等のグリップ走行用です。
現在のN2レースや草レース等ではGTVナックルが主流となり、それ以外の選択肢がありませんでした。
ノーマルナックルは「街乗り」を基本として設計されていますのでサーキット走行に適しているとは言えません。
ノーマル車高でのスポーティ走行を想定して作られたナックルは、極端に車高を落とした場合に悪い部分が出て来ます。
このAE86ZEGRACEナックル・タイプGは、グリップ走行におけるノーマルナックルの悪い部分を取り除き 理想的なアライメント変化を得る為に設計しました。
タイヤの切れていく軌道、それに伴うキャンバー変化、ハンドルを切った時の切れ角、アッカーマンアングル差を 車高が落ちた状態でのグリップ走行に適するよう設計しました。
ハンドルでいう所の直進状態から左右90~120度の範囲がサーキット走行で使う所ですので、その範囲を有効に使えるようにしています。
ステアリングブレーキを極力少なくし、ハンドルを切った時の失速を減少させています。
このタイプGの真価を発揮させるには、車のセットアップが不可欠ですが、決まればGTVナックルを使う
必要性が感じられなくなります。
タイムアタックなどのサーキットを周回するのに必要な剛性と、ドリフト時の最大切れ角を確保する為のAE86用のパイプロアアームです。
本体素材(キングピンピロボール受け、テンションロッド受け、テンションロッド、メインパイプ含む)はS45Cからの削り出しで、錆対策として無電解ニッケルメッキで加工済です。
総重量はロアアーム本体(テンションロッド一部含む)左右1setで約6㎏、長さはノーマル+40mm(最大で+60m)となっており、強度も前後・上下からの入力に対して40kNに耐えるよう設計しております。
ピロボールは日本ミネベア(NMB)、ナギサオートオリジナルピロボールを採用。キングピンはSUS630H900からの削り出しです。
メインパイプはBTAで中空にし、溶接時にずれる事の無いよう装着角度に合わせた形状へマシニング加工。
テンションロッド受けは接合部をメインパイプ外径と同じ寸法にマシニング加工で削り出し、隙間無く接合させる事で必要最小限の溶接で強度を確立させました。
溶接は異種金属継手用の溶接棒(SUS309L)でのTig溶接ですので、溶接強度は抜群です
テンションロッドもBTAにて中空にし、強度を確立させつつ軽量を追求致しました。ピロカラーは逃げ加工で遥動角度を最大に引き出しております。
価格 左右1set 297,000円(税込)
※ | 競技専用部品です。公道での使用は出来ません。 |
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※ | 別途、クスコ製ピロボールテンションロッド(商品コード : 116-473-A)が必要となります。 |
※ | 40mm延長により過度のネガティブキャンバーが付きますので対策が必要です。 |
※ | 走行毎に各ネジ部の増し締め・掃除等で緩み・傷が無いか確認して下さい。 可動部(ピロ部)は汚れたまま使用すると著しく耐久性を損なう可能性があります。 |
※ | 走行中に起きた事故等で損害が発生しても当社はいかなる責任も負いません。 |
AE86のリアキャリパーをツインキャリパー仕様にして、追加したキャリパーを油圧サイドブレーキとして使用する為のキャリパーブラケットです。
追加するキャリパーはAE86純正を使い、ローターも純正相当品を使用しますので13インチホイールも使用する事が出来ます。
油圧サイドブレーキとして使用するので、従来のワイヤー式よりも効きが安定します。その為、ハイグリップタイヤ使用の場合や高い速度域からでもリアタイヤをロックさせる事が出来ます。
ブラケット本体はS50Cからの削り出し、無電解ニッケルメッキ仕様です。
価格 左右1set 49,500円(税込)
※ | 競技専用部品ですので、クローズドコース以外での使用は出来ません。走行中に起きた事故等で損害が発生しても当社はいかなる責任も負いません。 |
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※ | ノーマルのバックプレート付きブラケットと交換して使用します。 |
※ | 油圧配管の取り回し・固定は、取付部を新設する必要があります。 |
※ | 純正キャリパー一式、サイドブレーキレバー、マスターシリンダー、配管・ホースは付属しません。 |
※ | 走行中に起きた事故等で損害が発生しても当社はいかなる責任も負いません。 |
AE86にSR20DETなどのエンジンスワップ車両では、メンバー位置の問題でキャスターの調整幅が無くなる場合があります。
また足回りのシルビアストラット移植等で、大幅なキャンバー・キャスター調整を行いたい場合に使用します。
キャンバーはネガティブ方向にはピロ限界まで、ポジティブ側には40ミリ延長ロアアームの場合、-5度程度まで調整する事が出来ます。
キャスターの調整量は純正位置を基準とし、ストラットを寝かす方向(後ろ側・ハイキャスター)に約20㎜、ストラットを起こす方向(前側・ローキャスター)に約5㎜調整が可能です。
※ | 限界までストラットをポジティブキャンバー側に振る事を想定していますので、ショックのロッド先端に減衰調整ノブが付いているタイプの車高調では、調整幅が限られます。 |
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※ | 車高が約40ミリ上がりますので、それ以上の調整幅が必要になります。全長調整式でもスプリングの遊び(プリロードを掛けられない)が出る可能性があります。 |
※ | ピロ部本体は他社製のピロ部を使用します。クスコ製を基準に設計しておりますが、同様の寸法で製作されているピロ部は使用可能です。お使いの車高調のピロアッパー・ピロ部が問題なく装着できる場合は使用可能です。装着できない場合は、クスコ製ピロ部をお買い求め下さい。 |
価格 左右1set 73,700円(税込)
※ | 取付・アライメント調整は信頼のおけるプロショップ・整備士に依頼して下さい。 |
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※ | ピロ部はクスコ製ピロアッパーマウントのピロ部を基準に設計してあります。 他社製ピロ部では使用できない場合が御座いますので、装着できない場合はクスコ製ピロ部をご用意下さい。 |
※ | ショックのロッド先端に、減衰調整用ノブのあるショックではボディとの干渉があるので調整幅が限られます。 |
※ | 強度確保と調整幅確保の為に通常のピロアッパーより約45ミリ車高が上がります。 車高調にそれ以上の調整幅がある事を確認してから装着して下さい。 |
※ | ショック取付位置が変わる事を考慮したセッティング(減衰・バネレート)が必要です。 |
※ | クローズドコース・サーキット競技専用部品ですので、公道での使用は出来ません。 |
AE86用リア屈曲アッパーアームです。
車高を落とした際の、ホーシングの向き(プロペラシャフト側の下向き)を補正し、ホーシングが地面と平行になる様に調整する事が出来ます。
また、各部がMNB製の高剛性ピロボールと本体で構成されている為、非常に強く、リア廻りの剛性感も向上します。
ホーシングのアッパーアーム穴位置を新たに開け直す事により
ホーシングの中心に動きを近づける事が出来るので
トラクションの係り具合も向上させる事ができます。
本体素材は日立製HPMという焼き入れ素材です。
かなりの強度を誇り、並大抵の衝撃ではびくともしません。
アッパーアーム前側の取り付けの際、太い強化型アッパーアームを使うと
車高を落とした際に極端なストロークで干渉が発生します。
青いアッパーアームの塗装剥げが干渉の後です。
この屈曲アッパーアームでは、極力ベアリングのネジ部限界まで
干渉を避けるよう設計していますので、干渉の心配はほぼ皆無です。
(極端すぎる車高の低さには対応出来ない場合があります)
3/4-16UNFネジをM24-P1.5に変換して4AG(16バルブ)ヘッドに取り付け。
ブローバイホースをフィッティングさせる為に作られたアダプタです。
特に性能等には影響はありませんがドレスUPパーツとして作りました。
※素材は64チタン削り出し
ヘッド後方のメクラ蓋を外しアダプタをつければホースを取り付ける事が出来ます。
バーナー等でチタン特有の焼き色をつければとても見栄えが良くなります。